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「だいたい、お見合いなんて、今時、流行らないだろ?」
「悠一!!」
「二人で、もう決めてるんだろう?」
もう、決めてる
私の意思は?
私は、この人と結婚するの?
頭がパニック状態だった…。
「お嬢ちゃんは、何にも知らなかった?」と悠一さんが聞く。
「はい」
「そんな顔してるよ。困ったなって…。」
叔父「愛美は、まだ若い。今すぐにとは言わないが、悠一さんと家の病院を継いで欲しい。」
私「あまりに急だから、驚いてます。でも、悠一さんは素敵な方だから、きっと私なんかでは、妻は務まらないと思います。」
悠一父「愛美さんみたいな、清楚で、可愛い娘なら、我が家は、大歓迎だよ。さ、食事にしよう。」
三人は、病例の専門的な話をしていた。
女性は、習い事の話。
私は、ただ、出された物を口に運んだ。
食べてしまえば、帰れるような気がしたから…。
この状況が、夢であることを祈った…。
蓮さんに会いたい…。
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