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「いらっしゃいませ。」
ぞろぞろとみんなの一番最後に、私は店に入った。
直樹「愛美ちゃん、職場の飲み会かい?」と呼び止められる。
私「そうです。直樹さん、昨日は、すいませんでした。」と頭を下げ、謝る。
直樹「愛美ちゃん、気にしなくていいよ。蓮の大事な女は、俺にとっても大事だからな。」と頭を撫でる…。
私は、その大事な友達を傷つけるかも知れないのに…。直樹さんの優しさが痛かった。
私は、悠一さんから一番離れた端に座った。
蓮がオーダーを取りに来る。私は、蓮を見ないようにしていた。
蓮も私を知らないふり…。
悠一「この店、初めて来たんだけど、マスターって、誰?」と口を挟んだ。
私は胸が痛い
蓮「ごあいさつが遅れて、申し訳ありません。店長の福山です。」と名刺を渡した。
悠一は黙って受けとり、蓮を凝視する。
悠一「まだ、若いんだな。」と笑った。
蓮「宜しくお願いいたします。」と頭を下げて去った。
私は、胸を撫で下ろす…。本当に胃に悪い。
結菜ちゃんが私の顔をみながら、ハラハラしてるのがわかる。。。
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