甘い罠 #2

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「いらっしゃいませ。」 ぞろぞろとみんなの一番最後に、私は店に入った。 直樹「愛美ちゃん、職場の飲み会かい?」と呼び止められる。 私「そうです。直樹さん、昨日は、すいませんでした。」と頭を下げ、謝る。 直樹「愛美ちゃん、気にしなくていいよ。蓮の大事な女は、俺にとっても大事だからな。」と頭を撫でる…。 私は、その大事な友達を傷つけるかも知れないのに…。直樹さんの優しさが痛かった。 私は、悠一さんから一番離れた端に座った。 蓮がオーダーを取りに来る。私は、蓮を見ないようにしていた。 蓮も私を知らないふり…。 悠一「この店、初めて来たんだけど、マスターって、誰?」と口を挟んだ。 私は胸が痛い 蓮「ごあいさつが遅れて、申し訳ありません。店長の福山です。」と名刺を渡した。 悠一は黙って受けとり、蓮を凝視する。 悠一「まだ、若いんだな。」と笑った。 蓮「宜しくお願いいたします。」と頭を下げて去った。 私は、胸を撫で下ろす…。本当に胃に悪い。 結菜ちゃんが私の顔をみながら、ハラハラしてるのがわかる。。。
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