さよならの代わりに 第17話

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スタッフ1人1人に、頭を下げるご両親の姿をみていたら、私の気持ちなんて、言えるはずもなく。

一緒に頑張りましょう。

笑顔で答えていた。

今日は、これで解散します。各自の準備をして下さい。
急な話ではありますが、最善を尽くしたい。

私は、足早に立ち去った。
もう時間がない。

待てよ。
おい。

悠一さんに腕を掴まれる。

すまなかった。
でも、ご両親の思いを理解してやって欲しい。と頭を下げる。

大丈夫です。
私だって。あの笑顔を守ってあげたい。