如月診療所にて

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二十歳前の可愛い女の子。 小柄で細身。 長い黒髪と大きな目が特徴的だ。 その外見と、おっとりした印象からも地域住民からはアイドルのように慕われていた。 大学の看護学部に在籍し、看護師を目指している。 そんな女の子に戦慄する、大男二人。 「お兄ちゃん~♪今日はご飯食べていけるの~♪」 「ごめん!麗! 今日は忙しいんだ…。 また今度な…。」 「お兄ちゃん~♪ また『捕食』? 仕方ないなぁ~♪ いいかげんにしないとお兄ちゃんを『捕食』するよ?」 「今度は必ず…!」 「うん、約束だよ~♪ 待ってるから。」 「お前、汗だくだぜ!!」 大声で笑う隆。 「お父さんも早く来てよ~♪ご飯冷めるから~♪ お父さんを調理するよ?」
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