2章

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俺達はホノルル空港を出た しばらく道なりに走ると海岸沿いが見えた 「ワイキキビーチだよ。明日ここで遊ぼうよ」 仁はふふっと笑った。 皆はうんと頷いた。 「カズも遊ぼうよ」 「あぁ」 俺はそっけなく返事した。 「ノれないやつ」 仁はぼそっとつぶやいた。 ワイキキビーチを横に俺達は胸を躍らされていた そう俺もだった。 しかしそんな平和すぎる日々もあと数日で終わる。 そんな事考えたくない。 未来がどうなるかなんてわかんない。 けど、このときすでにいえることがある。 もしあの時の俺に言えるのなら、 あの海岸にいってはならないとだけ……。 海沿いの道を走って40分くらいしただろうか目の前に豪華絢爛なホテルが現れた。 「待ってたよ」 と親父とこの太ってる方は…?? 「ハジメマシテ、ワタクシ、Mr.イオサキの会社の社長のマークとモウシマス。ヨロシクデース」 マークと名乗ったその人は親父の会社の社長だという。 「初めまして、俺は五百雀和也と言います。いつも父がお世話になってます」 というと俺は一礼した 「カズヤデスネ。キイテマスヨ。アナタの事」 「ありがとうございます」 俺は営業スマイルで対応。 「ササ、タチバナシもナンデスシ……。オヘヤにアンナイシマース。コチラデース」 俺達6人はマークさんの後について行く。 「コチラニナリマース」 案内されたその先に会ったものは……
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