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「誰からの電話???」
聖が興味津々に聞いてくる
俺は兄貴からだというと、そっかと言った。
俺達はフライトまでの時間をショッピングや食事を楽しんだ
なんだかんだ言って時間が過ぎフライト30分前。
俺達は国際線のターミナルへと向かった
やはり人が多い
当たり前か、年末年始海外で休日を過ごす人が多いんだから。
カップル、家族連れ、大学生や老夫婦などがターミナルに居た。
そして外に待機しているのは俺達を乗せて羽ばたく飛行機だ。
「でけぇ」
こんな間近で飛行機を見たのは人生初めてだった。
俺は不安と、わくわくが詰まった旅行鞄をギュッと握りしめた。
そして口元が自然とほころんだ。
「どうした???」
「なんでもない」
英語がどうとかって問題じゃねえなと思った。
この旅は楽しんだ方が勝ちだと思った。
そしてフライトの時間。
成田空港に別れを告げ、俺達はハワイへ飛び立った
しかし、まだ俺達は気づいていない。
運命の歯車が次第に動き出しているってことを
そしてハワイにいる彼も……。
全てが始まる。そんな予感がどこかでしていた
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