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「ちなみに制限時間は3秒な。」
「え、ちょっと…いります。」
転生候補者くんはめちゃくちゃパニクった挙げ句、エルを必要とした。
「エル聞いたか、使い魔になることでいいな。」
「はい、必ず責任は取ってもらいますから」
転生候補者くんは若干冷や汗を掻きながら現実を受け止めた。俺はそういう人間は好きだ。
「そうか、それなら餞別が必要だな。」
俺は一斗缶を2人の前に出現させた。ちなみに、いきなり出現したことにはそこまで大きなリアクションをしてくれなかった。
「これは?」
「ローションだ。」
「「え?」」
俺は指を鳴らした。そうすると落とし穴が2つ出来て、転生候補者くんとエルが吸い込まれそうになったが、縁のところで掴まった。
「素直に落ちろよ。」
「色々と突っ込みたいことはあるけど、それよりもチートな力が生き残れないんですけど。」
心の中で深いため息をついた。こんなことで時間が費やされるなんて。
「安心しろ。お前の脳内と心を見て望み通り能力を付けてある。身体能力に関しては俺の1万分の1だが中級ぐらいの神なら瞬殺できるから問題ない。だから、さっさといけ」
俺は穴を広げて2人を突き落とした。ついでに、メープルシロップを混ぜたローションを上から掛けてやった。
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