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「知らない天井だ。」
とまあ、勝手に殺された人らしくそんなことを言う。皆さんはお察しの通りエルは寿命に関するを破いてしまった。
「おーい、そこの転生候補者くん。君が殺されたのは俺じゃなくてそこのアホ天使が原因だから。」
そのフツメンの男の転生候補者くんの視線がエルに逝く。エルは涙目を浮かべながらこちらを見てくるがどうでもいい。
勝手に殺された転生候補者くんがやることはテンプレ通り。
ミシミシ、ミシミシ、ギャアアアアアアア
それを緑茶を飲みながら鑑賞した俺は鬼であろうか。
「もう、お嫁にいけません…責任を…取ってください!!」
「え、えぇぇ…」
転生候補者くんが明らかに困っている。エルは他の女性が敗北を感じさせる程の美貌だからな。そんな女性に迫られたらそういう反応を示していてもおかしくはない。
「転生候補者くんはそこのアホ天使が必要か?」
「アホ、アホって言わないでください!!」
エルが文句を言ってくるが、それを無視して尋ねる。
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