山荘の怪事件

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【あとがき】    斎藤開さんというクリエイターをご存じでしょうか。エブリの推理小説カテゴリで「シンプルゲーム」という作品を書いた方です。上位に食い込んでいます。僕も作品の名前は知っていました。  その方がなんと僕の小説「短編推理小説集」をちょこっと読んでくれていたんですよ。感激のあまりお礼のコメントをしたら返事がきまして、会話が弾み、今回イベントに参加した次第です。  確か誘われたのが2013.12.21で、そこから構想一時間、執筆一時間くらいで書きあげた小説です。  読まれた方々に指摘されましたが、正直色々詰め込みすぎました(笑)睡眠薬の使用、密室トリック(?)、絞殺、偽装自殺、略奪愛、変人探偵、クローズドサークル。わずか5ページですが自分史上もっともやりたい放題な作品です。もし題名を変えるなら「駄作の見本」ですね。  一応色々と伏線らしきものを仕込んでみました。  最初のページで睡眠薬入りのカップを犯人は被害者に手渡しています。秋山と池野の恋仲、そしてその様子をつぶさに観察する主人公の夏海。  池野は太い三つ編みのカーテン紐で首を吊ったはずですが、首には細い跡が残っています。このへんでだいたいの人は自殺じゃないと断定するでしょう。最初に秋山がヘッドホンを使ってる描写を入れたのはかなり苦しいですけどね。  春木へのミスリードは、雑過ぎてミスリードになっていませんねw  密室トリックはトリックの体をなしていませんね。「松田翔一郎の6日間」を読んだ方に「トリック小説が読みたい」と言われたのを思い出して無理やりいれましたw  一応この作品はビックリをテーマにしているので親友が犯人であるという主人公の驚きと、動機に主人公が一枚噛んでいるという演出をしたつもりです。      
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