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振り返ったとき、そこにいたのは顧問の坂田先生と友人のあき。
「えっ、な、なんですか?!」
私は今の独白が聞かれていないかとても心配になりながら2人に問いかける。
「いやぁ、さっきさ、鍵持ってったじゃん?
今日はさ、部活始めってことで生徒の部活の様子を撮ろうっていう話になってさー!」
顧問の坂田先生はまだ20代。
明るいので話しやすい、はず。
私は顧問ということもあってよく話すが、それほど生徒に人気もいうわけでもない。
独身で自分自身も学生時代に写真部だったらしい。
そして、賞もとったことがあるみたいだった。
友人のあきは隣のクラスで同じ写真部。
頭が良くて、中学時代は一桁の順位。
最近は、不真面目になっているみたいで授業に出ないこともあるようだ。
そんな2人は、気が合うのかよくこの写真部の部室や暗室で仲良く放課後話しているらしい。
私はよく知らないけれど。
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