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寄りかかって歩く元春。
今日のコンパには、好みの女のコが居なかったのかな?
この二年間に何度、こんな夜があっただろう?
元春にしたら、都合の良い年上の女。
それでも、私は元春に会いたかったし、抱かれたかった。その一時だけは、元春を独り占め出来るような気がしたし、私は、ただの女になり、甘えることが許されるから…。
こんな関係も、元春が就職するまでだろう、その時に私から別れを切りだそう…。元春の仕事が決まった時に決めていた。
いつか、元春に本命の彼女が出来たとき、自分が辛くなるから…。
どう考えても、彼女になどなれるはずはない。
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