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俺は、寝た振りしながら有紗を見ていた。
有紗は何もなかったかのように、スーツを着て、髪を一つにまとめ、メガネをかけて、俺を起こさないように用意をしていた…。
コーヒーを飲みながら、新聞を読む姿は、昨日、俺の腕の中で、鳴いてた女とは、まるで別人。
でも俺は、そのメガネがダテメガネで有ることを知ってる。
有紗なりに、仕事とプライベートを使い分けしている…。
俺と居るときには、メガネをかけることはない。
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