10 片想いのそれぞれ

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寝ている元春に、置き手紙を残し、会社に急いだ。 咲「珍しいね。私より遅い出勤。昨日は、遅くまで彼(部長)に付き合わされたんだって、ごめんなさいね。」と微笑む。 有紗「なんだ、知ってたんだっ…。」 咲「有紗と一緒にいた後、電話くれたからね」 そうなんだ。部長って、意外とまめなんだなぁ…。 咲「ちょっと、笑わないでよ。」 有紗「笑ってないけど?咲が、幸せな顔するからさ。複雑だよ~。今のままで、良いの?ってさ。あ、職場でする話じゃないね。」 互いに笑い、仕事を始めた。
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