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部長「この前も聞いたが、橋本さんは、結婚の予定はないのかい？」
有紗「相手も居ませんし、私は仕事が好きです。もしも、結婚したとしても、仕事を辞めることは考えてません。」
部長「それを聞いて安心したよ。来年度から、ますます、頑張ってもらいたい。」と、肩を叩かれた。
来年度…。
今より、忙しい方がいい。
元春に会わなくなったら、私には本当に仕事しかない。
忙しさに元春の居ない寂しさを埋めることが出来るだろう…。
グラスを磨く、元春の指先をみながら…。
他人の振りしか出来ない私達の関係は、元春にとって、これから先、マイナスにしかならないだろう…。
別れの時が、だんだんと迫っていた。。。
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