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俺は、有紗をドアの前で待った。
何を話そう…。
どうしよう…。
気持ちだけが、焦る
考える間はなかった…。
俺を見て、有紗は驚きながらも、「もと」と呼んだ。
有紗は、多分気づいていないが、酔ってるよなぁ…。
俺「一緒に帰ろう」という誘いを断ることはなかった…。
有紗にとって、あの男は、ただの同僚なんだという事がわかり、安心した。
カウンターに戻った俺をみて、オーナーが「知り合いなのか?」と聞いた。
俺は、ただ「はい」と答えたが、オーナーはそれ以上聞くことはなく、ホッとしていた。
2人の関係を聞かれたら、なんて答えたらいいのか?正直わからなかった。
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