9 片恋 元春

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暫く考えた後、 元春「オーナー、少しだけ休憩もらって良いですか?」 オーナーが頷くのを見た俺は、着替えをする場所にむかい、有紗に電話する。 元春📱「有紗、もう家に着いた?」 有紗📱「もう家だよ。あ、さっきは、ありがとうね。」俺は、なんにもしてないのに、礼を言う所が有紗らしいな…。 元春📱「仕事の方は、落ち着いたかい?」 有紗📱「まぁまぁかな。それより、元春バイト中じゃないの?」と、少し厳しい口調になった。 元春📱「あぁ。終わったら、有紗の所、行ってもいいかな?」 有紗は、なんと答えるのか?少し心配しながら、聞いた。 有紗📱「いいけど…。私、明日も仕事だよ。」心なしか、声のトーンが低い…。やっぱり、不味いのか? 元春📱「有紗に会いたくなったんだけど…。ダメ?」素直に聞いてみた。 有紗📱「私は、構わないわよ。」平然と答える。 元春📱「じゃ、後でな!!」これ以上、話しても有紗は、有紗のままで…。 仕事だからと、断られそうだったから、、、。 有紗は、俺に会いたいという気持ちが無いのだろう…。 そう、有紗から俺に連絡をとることは、今まで一度もなかった…。 例え、俺の片思いでも、いつか有紗を振り向かせたい…。 変に大人ぶらず、今の俺を有紗に見てもらおう…。 後悔はしたくないから…。
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