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まもなく、有紗は店を出ていった。俺を見て、少し笑いながら、軽く頭を下げた。
バイトが終わりまで、あと30分かぁ…。
有紗は、この後、どうするのだろう?
いつもより、柔らかな雰囲気の有紗は酔っているからだろう、心配だ…。
落ち着かない…。
ダメだ、ちゃんとバイトに集中しなくては…。
グラスを一つ一つ、丁寧に洗い、磨きあげる…。
グラスの中に、有紗の顔が浮かんでは消えた…。
オーナー「今日は、少し早いけど、もう帰っていいよ。お客様も、一組だしね。」
俺は「ありがとうございます。」と直ぐに着替え、店を後にした。
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