10 片想いのそれぞれ

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私は、嬉しさを表す事が出来ない…。 そして、久しぶりに会った元春は、不機嫌だった…。 私には話をしたくないらしい…。 元春の機嫌が悪い訳を知りたかったけれど…。 話したくないなら、仕方がない…。 隣に座り、元春の表情をみながら、他愛ない話をした。少しでも、彼の苛立ちが落ち着くのを待って…。 次第に柔らかい表情になる元春に私は、ホッとした。 と、同時に強烈な眠気に襲われた…。 久しぶりに会えたのに…。 もとに、触れたかったのに…。 私は、眠気に負けた。
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