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有紗「もと。」
元春「何?」
有紗「もとも、他のこと忘れてね。」
携帯がなったり、✉の受信を知らせる明かりが点滅するのを知っていた。でも、一緒に居るときは、ほとんど携帯を手にしない元春。理由は、聞かなくてもわかるから…。
私も知らない振りをしてきた。
でも、何日もそんな訳にはいかないだろう…。
わかってはいるけど、口に出た言葉は取消せない…。
元春「あぁ。有紗のことしか、考えないよ」そう微笑む元春。
嘘でいい。
今だけ、独り占めしたい。
私だけ見て欲しい…。
もと、愛してるよ。
言えない言葉だけど…。
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