12 二人の時

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そのまま、ベッドに運ばれた。 有紗「もと」 元春「何?」 優しく微笑む瞳に、自分が写っていた。。。 今だけは、元春は私のものだよね。 先のことなど、今は考えたくない。 ただ、好きな男の腕の中にいる幸せを感じていたい…。 有紗「もと、私、幸せだよ」不意に、口から出た。 元春は、驚いた顔をした後に、「もっと、幸せにするから…」と、私をだきよせた。 たぶん、私と元春では、幸せの意味は違っていたけど。。。 好きな男に求められることは、やはり幸せだよ。
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