13 二人の時 元春

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有紗「もと、違うこと考えてる?」俺を見上げていた。 元春「いや。」と抱きしめる。 有紗「嘘…。」と有紗は、目を閉じるから、 元春「有紗が『もと』と、呼ぶの待ってた」と、有紗の耳をあまがみする。 ここで、止められる訳がない…。 有紗「もと、ちゃんと抱いて…他のこと、忘れて…。」 有紗のその言葉が、俺には『他のこと、忘れさせて』と言ったような気がした…。 忘れさせてやる… 激しく唇を、口内を犯した…。
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