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元春「由井ちゃんか、驚いたよ。」
有紗は、由井ちゃんを見ると、軽く頭を下げて、席を立った。
由井ちゃんは、有紗のことは、目に入っていない様子で、
由井「この間は、ごめんなさい。友達を送りにきたんですけど、元春さんに逢えるなんて、嬉しい!!」
俺は、有紗が席を立った事が気にかかったが、話を聞かれなかったことに、少しホッとしていた。
元春「話は、また今度な。」と軽い挨拶のつもりだったが、由井ちゃんは「また、会ってくれるの?」と嬉しそう…。
ここで、また、泣かれでもしたら、有紗になんて言えばいいんだ…。
焦った俺は、「また、カラオケ行こうな」と
由井ちゃんは「連絡ください」と笑うが、俺は、作り笑顔で答え手を振り、トイレへ歩き出した。
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