14 旅行

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元春が私の中で果てた…。それでも、私を離さずに居てくれる…。 そんな元春の抱き方が好きだった…。 元春の腕に包まれて眠る…私には、本当に幸せな朝だった。 体に付いたたくさんの赤い跡も、元春に愛された証だと思うと愛しい…。 空港に着く。 こんな時間だし、ましてや平日…知り合いに会うこともないだろう…。 そう思うと、自然に「もと」と呼んでしまう。 今だけは、元春が好きなただの女でいたい。 年上だということも忘れて…。
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