14 旅行 #2

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14 旅行 #2

携帯がなるまで、私は化粧室から出る事が出来なかった。 元春「有紗、どこ?」 私「化粧室にいた…。私といて、大丈夫?」 元春「ただの後輩。それより、時間だよ。」 私「搭乗口に行くから」と電話を切った。 可愛い女には、なれないなぁ…。 搭乗口の前で、元春が待つのが見える。 私が駆け寄ると「有紗、居なくなるから、心配した。」と、抱きしめようとするが、私は、素直に慣れずに元春の手を振り切り歩き出した。
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