22 葛藤

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ミーティングルームに元春を迎えに行くと、松野さんがいた。 楽しげに話している二人を見て、チクン胸が傷んだ。 若いっていいな。 その場を立ち去りたい気持ちを押さえつけ、 「そろそろ行くわよ。」と声をかけた。 「わかりました」と元春の声が響く。 あの日…。 何度も、愛してる… そう囁いた唇。 やっぱり、逢いたくなかった…。 私は、少しも変わってない。 いや。 会えない分、私は、元春を欲していたし、本当は愛してる…。 でも…。 自分で決めたこと…。 私と元春は、今日初めてあった…そう、思い込ませる。
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