25 心

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私「社長?」 社長「おはようございます。営業の橋本さんだったのだな」と、至って普通に頭をさげた。 私「は、はい。おはようございます。」 元春「じゃ。行ってくるわ。」と助手席に座った…。 私は、事態が飲み込めないまま、「失礼しました」と頭を下げ、車を出した。 私「もと、どういうことか、説明して!」 元春「惚れた女と来たっていったら、じいさんが顔見たいっていうからさ。」 私「違う!!元春は、社長の孫?」 元春「ちゃんと試験は、受けたよ。」と笑う。 私「だったら、余計に、私なんかと居ちゃダメじゃない…。」私の目から、涙が溢れた…。 元春「何で泣くの?」 私「私は、私は…。」 ただ、車を走らせた。
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