26 社会

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元春は私達に気が付かないまま、カウンターに座った。 オーナーの奥様がカウンターで元春と話をしていた。 課長「しばらくは、声かけないか?」 私「なんか、黙ってるのも…。」 課長「行って来るかな?」 私「ですよね。」 課長がたったとき、オーナーは元春に私の存在を告げたらしい…。 元春が振り返った…。 私と目が合う…一瞬、目を伏せると何時もの笑顔を作った…。 元春「課長と橋本さん!」 課長「君の姿を見つけて一瞬に飲まないかな?と思ってさ。」 元春「おじゃまじゃないですか?」 課長「そう言いたいところだが、橋本さんには、全くその気なしだから。」 元春「じゃあ。遠慮なく。」 元春と課長のやり取りを聞きながら、ぼんやりしていた。 元春「こんばんは」とにこやかに笑い、私の横に座った。 三人でグラスを合わせる。 課長「どう、仕事は?」 元春「こんな美人と仕事できるし、やりがいあるし、楽しい。って言ったら怒られますか?」 課長「ここにも、仕事大好きな人いるしな。」 私「仕事は大好きですが、美人ではありません。」と笑った。 三人で、普通に会話を楽しんでいた。 楽しむことができた。
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