25 心 #2

3/18
前へ
/35ページ
次へ
私「おはようございます」自分のデスクに向かう。 咲「大丈夫?まだ、顔色悪いんじゃない?」 私「大丈夫だよ。心配かけて、ごめんなさい。」 咲「新人のことは、私に任せて。午前中は、ゆっくり自分の仕事してよね。」 私「咲、ごめん。お願いするね。」と、パソコンを立ち上げた。 元春の顔を見たくなかった。少しでも、離れていたい。それでも、午後からは、また二人で営業に行かなければならない。 私は、いつまで耐えられるのだろうか? 少しでもいい。 元春の顔を見ずに、元春のことを考えずにいたかった。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加