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朝、目覚めた時…。
有紗の姿は、ベッドにない。
昨日のことは、やっぱり夢だったのか?
俺は、焦ってベッドを飛び出した!!
有紗「おはよう。凄い、起こさなくても起きれたんだ」と、無邪気に笑っていた。
俺は、夢じゃなかったことに、安心しながらも有紗の存在を確かめるように、背中から、抱き締めた。
「有紗、おはよう。朝ご飯は?」
有紗「ご飯と味噌汁。サバの味噌煮に、いんげん豆のごま和え、卵焼きかなぁ。有り合わせで、ごめんね!」
俺「普通に、すげーし。」
有紗「すぐ食べる?」
俺「うん♪」
一緒に用意をして、食べる。今までも、何度となく有紗は、朝ご飯を作ってくれたけど、今日は、やっぱり特別旨い!!
時々、箸を休め、俺を見る有紗…。
俺「どう、したの?」
有紗「嫌、何でもないよ。」と、笑うが有紗の何でもないは、何かあるんじゃないかと、少し不安になる。
俺「やっぱり、何か言いたいんだろ?」
有紗「…なんか、照れ臭い…。もとと、こんな風に穏やかに向き合うのは…」
俺は、箸を置いて有紗を抱き締めた。「これからは、何時も、互いに素直て゛正直にいような…」
有紗は、俺に向き合って抱きつくと、静かに頷いた。
有紗「もと、ご飯お代わりする?」
俺「嫌。有紗が食べたいな…。」
有紗「それは、夕食って言うことで」と、笑う。
俺「仕方ないな。ご飯お代わり」と笑いながら、有紗を腕から解放した。
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