27 恋人 元春

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有紗「自宅って…社長の家だよね?」と、困り顔をする。 俺「ま、そうなるかな?今は、じいさんの家に居候中なんだけど…。じゃなくて、俺ん家、行くわ…。」 有紗「意味も良く解んないんだけど…。もとの家知らないし…。」 俺「とにかく、行きますか?」 車で20分ぐらい走る…。 俺「あの角曲がって、次の右角が俺ん家だわ。」 有紗「わかったよ!」 有紗「ねぇ…。もとって…。坊っちゃん!?」 俺「意味解んないんだけど…。親父も、会社してるんだけど、兄貴が親父の会社にいるから、俺は、じいさんの会社にしたわけ!!本当に正解だったよなぁ~」 有紗「はぁ~。。。ねぇ…。本当に私で良いの?」 俺「俺は、俺!!くだらないこと考えるのは、やめてよね。」 有紗は、暗い顔をしたまま「わかったよ。」と、小さな声で答えた。 本当にわかったのだろうか? 納得していない顔だよな…。
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