28 仮の恋人

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ガシャン!! 母「あらら~。やっぱり無理みたいだから…元くんにしてもらおう♪」 私「私がしますよ。」 さすがにお手伝いさんのいる家だけあり、どこも綺麗に片付けられていて、わかりやすい。 私「はい。どうぞ。」 母「ありがとう。有紗さん、凄い!!」無邪気に喜んでいるように見える。 元「有紗、俺にも。でさ、母さんは、一人なの?親父と、兄貴は?」 母「ゴルフかな。お昼には、帰ってくるの。だから、元くん、もう少し一緒に居て!!お願い!!」 元「仕方ないなぁ~。」 私は、そんな親子!?の会話を聞いていた。 お母さん!? まるで、妹のような錯覚をおこす…。 母「元くん。有紗さんとは何時からお付き合いしてたの?」 元「二年前に知り合って、昨日、やっとOKもらえたんだ。」 母「あら。そうなんだ!!良かったね♪有紗さん、宜しくお願いいたしますね」 私「こちらこそ、宜しくお願いいたします。」
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