28 仮の恋人

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仕事中だったはずだけど…。年も随分違っていたはずだけど…。 彩さんも、オーナーも、友達のように、私達のことを喜んでくれて、楽しい時間だった…。 1時を過ぎた頃 元「そろそろ、帰ります。また、二人で来ますので。」 彩さん「また、話そうね」と微笑み、オーナーは頷いた。 そのまま、二人揃い、店の外まで見送ってくれた。 もとは、何度も二人に頭を下げるから、私も何度も、頭を下げた。 私もすっかり二人のファンになっていた。 元「なんか、すげぇ~幸せ」と、夜空を見ながら呟いた…。 私「本当にね。幸せ過ぎて、怖いよ。」 元「ずっと、幸せにするから。」と、抱きしめられた。 私「ちょっと、ちょっと。道端だから…。」ともとをとめる。 元「ばぁーか。良いだろ。もう、誰に見られたってさ。」 私「でも、恥ずかしい…。」
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