28 仮の恋人

17/22
前へ
/35ページ
次へ
元「有紗…。本当に泣かないで…。どうしていいか、解らないよ…。」と、自分も泣きそうな顔をする。 ダメだよね…。もとを不安にさせては、いけないよね。 私「私は、幸せだから、もとが居てくれたら、いいの。だから、無理しないで。私は、ここにいる。もとの好きな時に来たらいいよ。」 元「わかったから。ずっと…一緒だよ。」 もう考えるのが、嫌だった…。 何も考えたくない…。 私は、もとの唇を指先でたどり、キスを落とす…。 もとが話せないように、必要にキスを繰り返し、体に指を回す…。 もと…。 私に、溺れてよ。 今だけでいいの。 今だけで…。 …。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加