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再び、目が覚めた時には、昼を過ぎていた…。
私は、もとを起こさないようにバスローブを羽織、キッチンに立つ…。
きっと、お腹を空かせて起きてくる…。
どんな料理でも、美味しいともりもり食べてくれるもとの笑顔が浮かぶ。
何、作ろうかなぁ?
お昼だし、天ぷらでもあげて、お蕎麦を茹でよう♪
鼻歌混じりに料理を始めた。
元「ごめん。すっかり寝坊した。」と、髪をかきあげ起きてくる。
私「私も、起きたばかりだよ。もと、お腹空かせて起きてくるかなって思ってね。」
元「さすが、有紗!!よくわかってる♪」と、私を背中から抱きしめる…
私「ちょっと、今はダメ!!油飛ぶから!!」
もとは、言われるままに、私を離すとソファーに座り、テレビをつけた。
元「食べたら、買い物付き合ってよな」
私「いいよ。すぐ出来るからね」
2人で並んで、テレビの前に座り、食事をした。
元「本当に有紗は、何でも出来るよなぁ~うちの母は、何にも出来ないからなぁ…。」
私「でも、お母さん可愛い♪」
元「そうかな?ま、あの人は、みんなに甘やかされてるからな。」と笑う。
こんな風に家族の話をする事、今まではなかった…。
新しいもとを知り、嬉しかった。
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