27 恋人 元春

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有紗の口から、やっと聞けた言葉、「愛しています。」 どんなにか、待ち焦がれたであろう言葉が嬉しい。 気がつけば、有紗を抱いたまま、ぐるぐる回っていた。 一生忘れない。 俺「俺の恋人が、有紗なんだよね?」 有紗「いいの?」 俺「やべぇ…。嬉しくて、泣きそう…だよ」 有紗「馬鹿ね…。私もずっと、元春とそんな風になりたかった。でも、元春と私が居ても、姉と弟にしか見えないじゃない?」 俺「有紗は、自分をわかってないから。綺麗だよ。本当に今まで会った誰よりもね。」 有紗「やっぱり馬鹿だわ。」と笑っていた。 その笑顔は、沖縄で見せていた本当にリラックスした笑顔で、毎日こんな有紗と居られることが嬉しい。
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