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-------1年前(4月)
「ほーっ!景色良いなー、やーっぱ一人暮らしはいいわ!」
ベランダで これから始まる大学生活に期待をしまくっていた私。
大学の寮か、その系列の安いアパートが良かった という親の意見を流しまくり、私は最寄駅に近いところが良いと意見を押した。
その結果、ある条件付きで親から許してもらえた。
いや、ほんと何でもかんでも未成年って不便だよね。はやく成人になりたいわ。
で、その条件付きっていうのが 家賃は全て自分持ちってこと。敷金礼金とか生活費は親持ち。
家賃は月に6万円。高校の時、アルバイトやらお年玉やらを貯めていたから心配ない。
「そろそろ明日の入学式に向けて準備するかぁっ! 」
時刻は16時。
「あ、そういや 隣の人に挨拶いくの忘れてたな。一応 手土産?みたいなやつは買ってあるけど。」
ちらっと部屋の隅に置かれた紙袋2つを見る。
うーん。やっぱ挨拶しないとまずいか。
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