第3話

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香織もその飲みっぷりに、ニヤリとする。 「「おかわり」」 2人同時に言われた言葉に、マスターが苦い顔をした。 「イタズラは…」 「「おかわり」」 かぶせるように言われて、マスターが大きく息を吐いた。 「香織さん、こいつは…」 マスターが言葉を続けようとするのを、皇は可笑しそうに見ていただけだったが、香織は手を前に出してマスターを止めた。 「ストップ!勝って彼から聞き出すから」 香織の負けん気に火がついていた。 そんな香織を見て、皇はクックッと笑いマスターに視線を戻した。 挑戦的な目で見つめられたマスターは、渋々グラスを持って去って行った。
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