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でも、僕は嘘をついて生きている。
現にほら……。君にも嘘をついている。
「(フニフニ)。シュテラのほっぺたかたい……」
「なっ!?失礼じゃなーぁい?かわいいレディに向かってー」
……なんて。本当はとてもやわらかくて、お母さんに似ていて少し赤みがかっていて、とても暖かい。
だから、嘘をついてしまうんだ。
優しかった2人とあの幸せな日々を思い出すから。
「それじゃ、私もう帰るね。お父さんに呼ばれてるから。バイバーイ」
「うん。また……来てくれるとうれしい……」
さよならをしてから、また静かで退屈な時間が戻ってくるとおもうと少しさみしくなった。
母さんさえ……
母さんさえ……
母さんさえ居れば……
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