来客 ②

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「 環境がどんなに変わろうとも、関係ないじゃないですか。 無理に何かに合わせる必要などないと思いますよ? 」 でもさぁ、と私は小さく溜め息をついた。 「 惑わされちゃうんだよ、どうしても。ブレて中途半端なのが一番イヤだ 」 「 だったら、余計なものは見なければいいんです 」 私は、へ?という顔を啓輔に向けた。 「 今、試してみたんですが、スマホ版ではなくPC版から入って、携帯レイアウトというのに設定すれば、ガラケーの時と同じレイアウトで見られますよ。 そうすれば、貴女のようなアナログな方でも使いやすくなるはずです。余計な情報も目に入りません 」 ホントに?と、私は早速スマホを取り出した。 啓輔に教えてもらいながら操作すると、懐かしいガラケーの時のマイページが。 しかも、作品の表紙が綺麗に大きく見える。 作品のイメージに合わせて付けたカスタムデザインも見られて、読みやすい。 ああ…、何て嬉しいのかしら。
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