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一口食べてみるけれど、熱く勢いで飲み込んでしまった。胸やけが襲ってきた。近くにあった氷の入った水を一気に飲む。
空気を吸い込み、吐き出して呼吸を整える。
「ハッハハ。相変わらずの猫舌だな」
水の入ったグラスを笑いながら差し出す。
宵宮雄一。去年にあったときは黒だった髪が銀色に変わっていった。銀髪にしたと聞いていたけれど、実際に見ると似合ってないなと思ってしまう。
「ありがとう。久し振りだな」
「一年ぶりか? 去年会って以来だな」
「そうだな。いつ銀にしたんだ」
「去年の会社の新年会で罰ゲームでな」
「銀髪似合ってないな」
つい思っていたことが出てしまった。
うるせぇ、と笑った。
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