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「それそれ」
「あったね。それで本当に書いてた?」
笑いながら雄一が尋ねる。
「やってない、やってない。マジでやってない」
手を振って否定しながらジョッキを傾ける。
ゴックン、と喉を鳴らし。
「本当に書いてないよ。てか、書くことないじゃん?」
「あるだろ」
「あるな」
「普通にある」
きっぱりと全員に否定される。
「ないって。ただ遊んでただけじゃん」
「世間から見たらあれは遊びじゃなけどな」
「まあね」
思い出したら、思わず笑ってしまう。
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