第二章 真実

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『魔王様、たっ大変です。』 部下が慌てふためいて報告にあがる。 『何事だ!!騒々しい!!』 『侵入者です。』 『侵入者だと?で、その侵入者は何人居るのだ?』 『そっそれが、たったの一人でして……ものすごく強くて歯がたちません。』 と言うと部下は急に驚き『魔王様、魔王様の後ろに、その侵入者が…』と指を震わせながら方向を指す。 『なに!?』 と魔王が振り向くと同時に魔王の背後より深々と短刀が突き刺さる。 『もしや、貴様が……侵入者か。』 『は、背後からとは卑怯な!?』 『先代の王から私の事は聞いていなかったのか?』 『貴様がアサシンか。聞いてはいたが、風貌は知らなくてな』 続けて魔王は『貴様は神の使いか?』 アサシンに問う。 『だとしたら、どうなんだ』 アサシンは応える。
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