第一章 来客

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店主が少女が目が覚めた事に気付くと、 『お嬢さん、今は痛みますか?ナイフで怪我をしてすぐに気絶してしまったのですよ』と優しく話し掛ける。 少女は『すっすみませんっ、この包帯、洗ってお返しします。もう血は止まったと思いますので』と少女が包帯をほどこうとすると、すぐに店主は少女の手を止める。 『えっ、でっでも』 『お止めなさい。このままで良いのだ。このナイフには実は…毒が塗られていてそれが体内に入るとたちまち毒が体中に周り遅くても5分と命がもたない猛毒のナイフなのだ。幸い発見が早かったので良かったが……。』と店主は少女に答える。 『あっそうなんですか。ありがとうございます。って…えっ!?えっ!?えええっっ!!!』 少女は生気にあふれた表情が一気に青ざめて行くのがわかる。
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