時が動き出すまで。

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既にふられている僕にとって、 橙を好きでいるのは辛いことだった。 僕の告白なんかなかったみたいに すごく仲の良かった僕たち。 幸せなことだけど、 その分悲しくもなった。 特に2,3月は悩むことも多かった。 橙のことを好きな奴を応援して 二人をくっつける役回りをしたりね。 そんな時に僕が話しかけるのは 仲のいい紫じゃなくて桃だった気がする。 いつも明るいから、元気もらってたのかな。
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