第1話

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あてどなく街をふらつく… ポケットで携帯が震える 「西川、何処に居る?」 高田からの電話だった… 唯一頭の上がらない相手だ 「あゝ…適当にフラフラしてる」 「そうか。明日のプレス発表の原稿メールしたからな、頼むぞ社長」 「気が進まないなぁ…どうしても提携しなきゃ駄目か?」 携帯の向こうで不機嫌な声が響いた
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