第1話

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「もっともだな。これからは気をつけるとするか」 彼女の指先がツゥっと腿の上を伝う。 老舗のクラブ、先代から店も客も引き継いだ さぞかし大変なのだろう 駆け引きも何もあったものじゃない 「帰るよ、今日は…」 表情が少し歪む… 「冷たい男ねぇ…」 プライドを傷つけられた女は 直ぐに営業の顔に戻り、ありがとうございましたと微笑んだ
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