昼休み

6/7
前へ
/23ページ
次へ
着いた場所は、屋上だった。 「ああ~!やっぱ気持ちーわー☆」 不良少女は寝転びだした。私はそんな彼女の横に体育座りをした。風と太陽の光が気持ちいい。 「そういえば名前は?」 「笠原真琴…です。」 「いい名前☆真琴って呼んでいい?」 そう言われた瞬間、赤面した。 「どうかした?」 「いや…名前ってあんま…呼ばれたコトないから…。」 「マジか~(笑)凜はね、桜田凜だよ~☆」 「桜田さん…?よろしくね…。」 「凜でいーよ!てかそんな緊張しないで♪」 なんかイメージとちょっと違うかも。もっと乱暴できつい人かと思った。 「見た目はこんなんだケド、自分が気に入らないって思ってる人以外には優しいから。」 「そ、そうなんだ…。」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加