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ホームルームが終わったあと、先生に呼ばれて廊下に出た。
「なんか不安なコトとかわかんないコトとかないか?」
「いえ…。特に…。」
全てにおいて不安なんですケド…。
「まぁ、なんかあったら俺に何でも言え!顔はこんなに怖いケド、良い子には優しいから安心しろ!がーっはっはっはーっ!」
うるさい笑い声。
「それと、お前の隣の席の青山弥生は、学年の成績トップの優等生だ!しかも金持ちの超お嬢様!そいつにもなんかあったら色々聞くといいぞ!」
お嬢様…。
だからあんなに見た目も華やかなんだ。
ふと気になってたコトを思い出した。
「先生…。私の左隣の席って…誰もいないんですか?」
急に先生の顔が険しくなった。なおさら怖い。
「一応いるケド、今日も遅刻だよ!あのバカタレ!ほれっ!もう授業始まるぞ!」
私の左隣、どんな子なんだろう…。
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