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『笑うとこ見たい…』
『笑うとこ見たい…』
学校生活中、言うほど気にはしていなかったが、気が向いたら気にしていた。
そしてようやく…
『笑った!!』
笑った顔が…
『変!!』
頼むから笑わないままでいてください…
せっかく…せっかく笑った顔見たのに…
思った顔やない…
『はぁ…これでうちの楽しみ一つ終わったな』
そぉ思っていた。
…がオカシイ…
まだアイツにひかれとる??
嫌や!!好きになったアカン!!
うち…彼氏おんのに…
でもその心配はすぐになくなった。
奴は…モテた。
おもろいくらい奴はモテた。
うちは皆が好きな物は好きになりたくないタイプの人間である。
心配する必要もなく、奴に対する興味は失せた。
ただ…目の保養にはしていた。
『モテる男にえぇ奴はおらん』
そんな事を考えていた14歳夏であった。
続く
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