不安-2

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俺たちはしばらくカラダを寄せ合っていた。 ここのところ心までもがすれ違って、ゆいを感じることが出来なかった。 ゆいの体温が心地良かった。 ゆいが思いがけずかわいいことを言うから、このまま押し倒したくなるが、さすがに駄目だと自分に言い聞かす。 俺の我慢がきいてる内にゆいを離す。 「…あの、…シャワー浴びてきますね。…汗でベタベタだし、こんな格好で…。」 ゆいは恥ずかしそうに目を伏せる。 そんなゆいを見て自然と笑みが湧いた。 「…今更か?どんなゆいも好きだって言ったろ?」 そしたら今度は顔を赤くする。 そんな反応されたら、俺が困る。 「…行ってこい。朝は食べれそうか?」 「はい。お腹空きました。」 「わかった。用意しておく。」 「…秀一さんが?」 「…温めるだけだ。」 ゆいはクスッと笑いながらも、なぜかホッとしたように、浴室に向かった。 キッチンでレトルトの雑炊を温めながら、温かい紅茶をいれてやろうと思い、お湯を沸かし直す。 しばらくしてゆいがシャワーを終えて出てきた。
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